海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)5月
掲載日:2018.05.28
農食環境学群 環境共生学類 中籔 大和
お疲れさまです、環境 GIS 研究室の中籔です。月末になりましたので、定期報告を行います。今月で BBCC での生活が最後になりました。今月は、スタッフの方たちに色々な場所に連れていっていただきました。その中でも一番印象に残っている場所について紹介します。
その場所はシアトルマリナーズの球場です。BBCC のあるモーゼスレイクからシアトルまでは大体車で2時間半くらいの場所にあります。国際農業交流協会のスタッフの方達が、せっかくシアトルの近くに住んでいるのだから、試合を観に行かないか?と私たちを連れて行ってくれました。その日の試合は大谷選手の居るエンジェルスと、マリナーズの試合でした。大谷選手はシアトルにとって敵チームの選手ですが、シアトルでもとても人気の選手のようです。その日は一日試合を観てから BBCC に戻りました。
そして、その翌週の休日には、BBCC 職員の方の家に遊びに行きました。そして、その職員のかたが庭で飼われている馬に乗せていただきました。庭では、馬1頭、ポニー2頭、牛1頭と犬を2匹飼育されていました。庭でこれだけの動物を飼育するという一般家庭は、日本では見たことがなかったのでとても驚きました。アメリカの家庭は庭があることが多く、田舎の町では家で馬を飼育して、冬場雪が降って移動できなくなった場合は馬を使うことがあるそうです。
そして、今月末からついに農場での研修がスタートしました。まだ来てから1週間しか経過していませんが、農場での生活はとても過酷です。毎朝5時過ぎに起きて作業場に向かい、夜6~8時ごろまで仕事をしています。私の生活している農場はワシントン州にあるのですが、周りには農場以外なにもなく、とても日差しが強く、日中はまだ5月ですが30度を軽く越えるため、ビニールハウスで作業をしていると、本当に倒れそうになります。さらに、アメリカのフィールドはとても細菌が多いらしく、小さな怪我から細菌が体内に入ってしまい腕がはれてしまいました。このような事がアメリカでは多いと聞いたので、アメリカで怪我をした時はしっかりと消毒をしましょう。このようにとても辛い環境ですが、同僚のメキシカンワーカーや、農場のボスの方達はとてもいい人ばかりです。私は英語が余り得意ではなく、スペイン語も話すことが出来ないのですが、皆とても仲良くしてくれていて、スペイン語と英語を作業中に教えてくれたりします。
アメリカでの生活は辛いこともありますが、楽しいことも沢山あります。これからも辛いことを乗り越えながらアメリカでの生活を楽しみます。