2023年度 タイ・カセサート大学獣医学部短期研修プログラム 報告書(荒谷さん)

掲載日:2023.10.12

カセサート大学獣医学部短期プログラム 報告書

獣医学群獣医学類5年 荒谷美良乃(Mirano Aratani)

 

私は8月19日から9月3日までの2週間タイのカセサート大学(以下KU)で短期プログラムに参加しました。実際に長期や短期プログラムに参加したことのある先輩方の話を聞き、エキゾチックアニマルや魚病学について詳しく勉強できたり、日本で見られないような感染症もあり、学生主体で治療をしたりしていることを知り、経験したいと思ったため参加しました。

8月19日、当日に急遽1人でタイでのプログラムに参加することになり、英語も流暢に話せないので緊張や不安でいっぱいの中向かいましたが、空港に迎えに来てくれた先生やKUの学生はとても優しく、その不安もなくなりました。

カンペンセンでの初日の授業は、アフリカ豚熱の検査で使われているELISAとReal-time PCRについてでした。所属しているゼミでも同じようなことをしていたことや留学生に英語で説明をしたりしていたため、英語での説明も理解でき嬉しかったです。私のReal-time PCRの結果とKUの人との結果を比べた時に所々異なる結果だったので、帰国したらもっと練習しようと思いました。

次の授業は豚についてでした。その授業では剖検を行い病気の診断をしたり、症例の情報を聞き出しそこから考えられる疾病を考えたり、豚の飼養管理についてなどを学びました。その授業では専門用語の英語がほとんど分からなかったため、事前に英語を勉強しなかったことを後悔しました。また感染症について、日本で行われている飼養管理について全く覚えていなかったため、勉強不足を実感しました。

他にも、牛の農場に行きどのように資源を再利用しているか、病理のための剖検、野鳥について学びました。たくさん学んだ中で一番楽しかったのは魚病学の授業でした。魚病学では養殖場での問題を確認し、そこから考えられる原因を学生で考え実際に養殖場で水質検査や寄生虫検査、剖検を行い、疾病を考えるという授業でした。私は2週間という短い期間だったので検査結果から疾病を考え、その対応策を考えることまでは参加できなかったので、3か月の長期プログラムに参加したいという気持ちになりました。

今回短期プログラムに参加して、自分に足りていないものが分かり、あまり経験できないことも経験でき、本当に参加してよかったなと思いました。タイに行く前はとても不安でしたが、2週間はあっという間に経ってしまうくらい充実したプログラムでした。授業だけでなく、夜ご飯やお昼ご飯にはKUの先生や学生がいろいろなところに連れて行ってくれたり、休日は観光したり、他の国の留学生とも話せてとても楽しかったです。機会をくださった先生方、国際交流課の皆さん、KUの先生方、KUの学生のおかげで楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。

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魚病学で金魚の養殖場での授業風景

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養殖場の水質検査

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農場の牛

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カオソーイ

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バンコクにあるお寺

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アニマルカフェ

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カンペンセン最終日のお別れ会