台湾国立中興大学の研修生が本学で研修を終えました
掲載日:2023.09.08
本学の学術交流協定校である台湾国立中興大学の獣医学修士2年生のグォ(郭)・ビンチュヨンさん(Ms. Guo, Bing-Cheng)が、本学獣医学類生産動物分野にて短期研修を行いました。
郭さんは来日後防疫のための待機期間を経て、7月3日から8月21日までの期間、獣医学類の安藤准教授や杉浦助教のご指導で、主に生産動物内科学ユニットや動物生殖学ユニットの学生たちと一緒に学外の往診に出かけたり、充実した研修生活を送りました。
研修終了にあたり、8月5日に行われた生産動物医療分野の研究成果発表会の冒頭の時間を使って、郭さんの研修報告を行いました。たくさんの学生や先生方の前で、農場環境や往診、診断や治療といった様々な観点で日本と台湾の違いについて報告しました。
8月18日には、附属動物医療センターで研修修了式を行いました。郭さんから「たくさんお世話になりました。とても勉強になりました」と日本語であいさつがありました。
修了式には両ユニットの学生も参加し、「台湾のやり方を自分たちも勉強させてもらった」「長いようで短かった。こちらも刺激になった」「一緒にやってもらって、郭さんは何でもできて助けてもらった」「今度は台湾に会いにいきたい」とあたたかいメッセージを述べてくれました。
研修を指導した安藤先生や杉浦先生からも「学生たちも成長できて、とても良い影響を与えてもらった。毎日楽しかった」とコメントをいただき、安藤先生から修了証と記念品が授与されました。
最後にみんなで記念撮影をして修了式を終えました。例年になくとても暑い夏の研修となりましたが「信じて、台湾はもっと暑いです」という郭さんの言葉に会場に和やかな笑いが起きました(暑い台湾に帰りたくない、と帰国前にも言っていました)。
中興大学からはコロナ禍以前、ほぼ毎年獣医臨床研修生を受け入れていました。その縁で本学大学院に入学した留学生もいます。今回郭さんも以前研修を行った先輩から酪農学園大学について紹介してもらったそうです。またこうして中興大学との交流が再開したことをとても嬉しく思い、これからも日本と台湾の大学生がこうして経験や学びを分かち合い、世界で活躍していってくれることを楽しみにしています。