2023年度招へい研究者報告会①を行いました

掲載日:2023.09.01

8月8日(火)、今年度の招へい研究者による研究成果報告会が行われました。今年度は4名の招へい研究者を受け入れる予定ですが、そのうちベトナム国立獣医学研究所のNguyen Huyen Trang(グエン・フェン・トラン)先生の研究終了にあたり報告会を開きました。当日は、今年度カセサート大学に派遣される学生などに向けたタイ語講座に引き続いて、Trang先生の報告会となりました。

報告会にあたり、まず萩原社会連携センター長(実際の研究指導も担当された)からご挨拶と研究についての概要説明がありました。引き続きTrang先生から、Serological diagnosis of Akabane virus in cattle(牛におけるアカバネ病の血清診断)というタイトルで研究成果を発表していただきました。

2023年度招へい研究者報告会①を行いました
2023年度招へい研究者報告会①を行いました

アカバネウイルスは1959年に日本で初めて蚊から分離され、1970年代にイスラエルとオーストラリアで発生しているそうです。分布は東アジアから東南アジア、オーストラリアまで、その他は中東から南アフリカまで広がっています。ベトナムでは社会経済発展において畜産業が重要な役割を果たしていること、現時点では反芻動物におけるウイルスの蔓延等は報告されていないことなどを前提としながら、本学での研究成果をご報告いただきました。また今後はベトナムでの牛を対象としたアカバネウイルスの疫学的調査を実施することや、アジア諸国間の血清学的データの比較などを行い、研究を続けていきたいとお話しされました。

報告会には研究室の学生たちも多く参加していました。学生たちからは、「一番難しかったことは何か?」という質問があり、「ラボでの過ごし方、研究の進め方に慣れるのに時間がかかった。もう少し時間があれば更にデータを集めることができた」と答えられました。また「いくつかのクラスに参加し、そこでは学生たちがクラスをオーガナイズしていたことがとても印象的だった。とても良いことだと思った」などとお話しされました。
またベトナムでの獣医学教育のシステムや、開業獣医師についても話題になり、「ベトナムは人に対してとても友好的。外国人コミュニティもあり、ハノイのクリニックでは英語が通じる。ぜひベトナムに来て獣医師として働いてみたら良いと思う」と学生たちにお話しされました。

次に萩原センター長から修了証と記念品の授与がありました。

2023年度招へい研究者報告会①を行いました
2023年度招へい研究者報告会①を行いました
2023年度招へい研究者報告会①を行いました

最後にタイ語講座から引き続き参加してくれた学生たちも交えて、記念撮影を行いました。今後のTrang先生のご活躍、ベトナム国立獣医学研究所との交流が盛んになることを願っています。

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