タイ・カセサート大学単位互換プログラム報告書(12月分)
掲載日:2020.01.14
獣医学群獣医学類5年 藤本郁海
こんにちは!とうとう最後のマンスリーレポートです。
実はタイでは12月1日から10日まで冬が訪れます。タイの冬は思った以上に寒く、半袖に1枚上着を羽織らなければいけません。しかし10日を過ぎるとまた夏が始まり、毎日どんどん暑くなっていきました。4月にはもっと暑い夏が始まり、40度近くなるそうです。
タイの留学で何を学ぶ?
11月末から3週間牛と1週間馬について学びました。各週ともに学ぶものが違いました。
1週目はカンペンセンキャンパスで牛の臨床を、2週目はカンペンセンキャンパスのデモンストレーションファームでハードヘルスを、3週目はキャンパスを変えてノンポーの大学病院で牛の臨床を見ました。
1,3週目は往診に行き、症例についてまとめて、プレゼンテーションを行いました。2週目はファームの問題点を見つけ、自分たちで検査を行い、金曜日に問題点に関する改善点などをまとめてプレゼンテーションを行いました。日本で私は研究の一環として牛のことをやっています。そのことを先生や友達に話すと興味を持ってくれました。英語で説明することやたくさん質問を受けたりすることは私にとっては難しかったですが、もっと論文を読まないといけないと刺激になりました。
馬に関しては、日本で実習を行ったことがないため全てが新鮮でした。そのため馬への触り方や近づき方を学ぶことができ、実際に一緒に散歩したり、血液を採ったりとたくさんのことを経験できました。また座学で習った病気を実際に目で見ることができました。大学病院で馬の臨床をしているのはカセサート大学だけということで、先生たちが誇りをもって仕事をしており、ここは良い病院だとはっきりと言っていたのが印象的でした。またホースクラブに行く機会があり、たくさんの馬を一頭ずつ歩かせて観察してどの脚が跛行しているかを見つけるという実習がありました。全ては分かりませんでしたが、綺麗な歩き方と少し違う歩き方の差は少し理解できたのは良かったです。
タイに行ってみたい人向け
12月のメインの旅行としてはチェンマイに行きました。カンペンセンキャンパスから近いナコンパトムからチェンマイまで快適な夜行バスが出ています(ソムバット社)。私がチェンマイでやりたかったことは象使いの免許を取ることです。メーサーエレファントキャンプで1日象についての勉強をしたり、象に乗ったりすることで免許を取ることができます。楽しくて本当に充実していました。また私は北部の料理にハマり、ローズティーやロティやカオソーイ、ナンプリックなど美味しかったです。いつかまた食べたいです。
最後のプレゼンテーションとまとめ
最後の週の最終日に今までの総まとめとしてプレゼンテーションを行いました。私は今まで3ヶ月たくさんプレゼンテーションを毎週行なっていましたが、他の言い回しのほうが良かったのではないかなどと毎回後悔することが多かったです。しかし最後のプレゼンテーションでは、はっきりと堂々と話すことができ、後悔をせず自分のやりたい発表ができました。このことが大変嬉しく、3ヶ月でしっかりと成長しているということを実感できました。またタイ人の友達にはよい発表だった!とかこの発表好きなどたくさん声をかけていただきました。お世話してくれた友達や先生たちに私の思う最高のプレゼンテーションをすることが1番の恩返しだと思っていたので大変満足しています。
プレゼンテーションが終わった後フェアウェルパーティがあり、その後同じ班の友達と飲みに行きました。最後たくさんの友達からプレゼントをもらい、嬉しくて泣いてしまいました。また私の友達が寂しいと言って泣いてくれた子がいました。私がいなくなることを泣いてくれる子がいて、そういう子がタイでできたことが本当に嬉しいです。今でも何人かと連絡が続いており、またいつか会えるだろうと確信しています。3カ月一緒にいて迷惑かけることが多かったと思うのに、少しでも一緒にいて良かったと思っていただいて本当に嬉しいです。
たくさんのことを経験でき、日本との違いを考えることを3ヶ月意識していましたが、良い部分悪い部分それぞれ少し感じることができましたので、目標は達成したかなと思っています。これからこの3ヶ月の経験を活かすために、どうするべきかをしっかり考えて、就職や研究、実生活や意識に活かしていきたいと思います。日本にいては出来ないであろう3ヶ月を過ごすことができました。私をカセサート大学の交換留学メンバー5人の1人に選んでいただきありがとうございました。