タイ・カセサート大学単位互換プログラム報告書(12月分)

掲載日:2020.01.14

獣医学群獣医学類5年 吉岡美帆

暖かいタイから北海道へ帰り、突然の寒さ、暗さ、寂しさによる沈鬱状態からようやく回復しつつある今日この頃です。
さて今回は、前回に引き続きタイの授業についてと私の好きなタイ飯を報告しようと思います。
まずタイでの授業についてです。

11月下旬から4週間大動物のローテーションでした。とはいえ私は一週間と少しの間、インフルエンザと風邪でお休みしてしまったため、2週間と少ししか出席出来ませんでした。大動物ではアクアティックとは違い、まだ予備知識があったため理解もし易くプレゼンテーションでも積極的に発言できました。ローテーションの内容を簡単に説明すると、1週目は大学農場での問題点を見つけ、そのトピックについて最終日にプレゼンテーションをし、2週目は少人数のグループに分かれ何度か往診に行き、その中の症例について水曜日と金曜日にプレゼンテーションし、3週目は馬の診察や手術をみて最終日にテスト、4週目はNong Phoという場所に移動し、また少人数のグループに分かれて往診に付いて行きその中の症例を最終日にプレゼンテーションするというものでした。やはり専門用語の嵐でタイの学生が親切に説明してくれる日々が続き、私が申し訳なさそうに聞いているとあるタイの学生が私に「君は知っていると思うよ。ただ言い方が違うだけ、心配しないで。」と言ってくれ、本当に心が温まったことがありました。英語は世界基準であり、話せないこちら側に非があるのにも関わらずこのような言葉をかけてくれた友達のように、私ももう少し人に寄り添える人になりたいと思いました。家畜の病気に関しては、野犬が病気を媒介していたりしておりどうにもならない環境を知ったり、生産性はないが情でペットとして飼っている農家さんなどがおり国民性を垣間見ることができいい経験になりました。

タイ・カセサート大学単位互換プログラム報告書(12月分)
タイ・カセサート大学単位互換プログラム報告書(12月分)

さてお待ちかねのタイ飯についてです。タイ料理は基本的にどれもおいしいのですが、特に印象に残った私のおすすめのタイ料理を紹介したいと思います。
私の中での一番のタイ料理はこれです。

タイ・カセサート大学単位互換プログラム報告書(12月分)

これはガパオカームーといい、豚の足を甘く煮込んでスパイシーにしたもので、とても美味しいです。豚の味付けがとてもご飯に合っており、さらにスパイシーさでいくらでもお替りできそうな勢いでした。私は豚を煮込んだ料理が好きで日本でいう豚の角煮などが好きなのですが、タイにも豚の煮込んだ料理があることには驚きました。すでに恋しいです。
次に紹介するのはこれです。

タイ・カセサート大学単位互換プログラム報告書(12月分)

これは北部の料理サイウアです。ソーセージにいろいろなハーブで味付けをしたもので、スパイシーですがとても香りがよく、癖になる味です。
最後に紹介するのはこれです。

タイ・カセサート大学単位互換プログラム報告書(12月分)

すでに他のメンバーが紹介しているかもしれませんが、これをレポートせずにはいられなかったので紹介します。これはチャータイといってタイの紅茶に砂糖、ミルク、コンデンスミルクを混ぜたもので激甘ですが、暑いタイではこのくらい甘い方が満足できます。また、甘いだけでなく紅茶の味もしっかり感じられ、私達日本人はこのチャータイに感動し、帰国日まで至るところでチャータイを飲み続けました。店によっても材料の配分の割合が違い、味が本当に異なるため、タイの学生や先生に美味しい店を教えてもらったりして充実したチャータイ生活を送ることができました。

 

この3か月間、タイの先生方をはじめ、タイの6年生達、本学の留学に関わって下さった方々のお陰で大変充実したものとなりました。学問だけでなく色々なことを学べた3か月でした。この留学に関わってくださった方々に深く感謝します。ありがとうございました。