海外での挑戦~From Birmingham in the UK

掲載日:2022.07.13

食と健康学類(2020年度卒) ベラビ 明(Sayaka Bellaby)

私は調香師になりたいという夢を追いかけ、フランスのコートダジュールにある大学院へ願書の申し込み、また面接を受けました。結果は残念なことに不合格となりましたが、ぜひ私のこの記事で今後海外の学校へ行きたいと思っている方の力になれたらと思います。

Step 1. IELTSを受ける

ヨーロッパの学校は基本的に入学条件として、IELTSまたはTOEFLの取得が必須となるかと思います。IELTS、TOEFL共にリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングと4セクション全て含まれており、試験時間も3時間ほどと、とても根気のいるテストです。私はIELTSが必要だったので2カ月語学学校へ通い、学校へ向かう電車の中や帰りの電車の中、そして学校終わりの夜や休みの日も英語の勉強をしました。
主に単語と文法の勉強を一人で行い、学校の課題やテスト、また授業内でスピーキングとライティングの練習をしていました。(学校で友達と喋ることが一番力になったと思います)そして、試験の2週間前からは過去問を解き、試験に挑みました。
結果は大学院から求められていたものがIELTS 6.5〜7.0でしたが、私は5.0という結果となりました。

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近所の公園で綺麗な写真が撮れました

海外での挑戦~From Birmingham in the UK

先日行ったDartmouthという場所の写真です

Step 2. 願書作成

語学学校で友達となったフランス人にこの結果を伝えると「フランス人は熱意をみることが多いから申し込みだけでもしてみたら?」とアドバイスをもらったので、申し込みだけしました。私の場合は全て学校のHPから申し込みができました。

まず履歴書と願書は全てWordで作り、基本的には全てを1ページでまとめる形です。また、全て英語で書きます。履歴書は日本の形式と違い、学歴(高校と大学でどんな事を学びその学びが行きたい学校へどう関係するのか)また、私の場合、在学中と卒業後働いていたのでその職歴(ここでも仕事内容と学校への関係性)を書き、それに加えて趣味や持っている資格も全て申し込む学校にどう関係するのかを明確に書かなければいけないという点です。

次に願書は、なぜこの学校で学びたいのか、どう自分が学校へ貢献できるのか、熱意がどれだけあるのかを書く必要がありました。ここでも、抽象的な書き方ができないので、自分の意志や意見をしっかりと文章にしなければいけませんでした。また、私の場合は日本人としてフランスの大学院へ申し込むということだったので、日本人からの視点などを混ぜて書くことで個性を出すことができました。本当のところはわからないですが、この個性を文章に入れるという点が海外の学校へ申し込む際に重要になってくるのかと思います。

Step 3. 面接のメール

申し込み後1週間以内に大学院より、メールが届き「書類選考に通過をし1次面接のメンバーに選ばれました」とのことでした。そして面接の日時は学校側から提示された日時の中から選ぶ形で、私は準備をしたかったので1週間後を選びました。
まずは、フランス人の友達にどのような質問がくると思うかなどを聞き、ネットでもたくさん質問内容などを調べて準備をしました。

海外での挑戦~From Birmingham in the UK

近所のBakeryです

Step 4. 面接

面接はZoomで行われました。学校側の先生が2人おり、面接中2人から質問がくるという状況でした。
面接で聞かれた内容は
・自己紹介
・なぜ、この学校を選んだのか
・どのようにこの学校を知ったのか
・長所と短所
・仕事をしていた中でどのような事に気を付けて常に働いていたか
・もし、働いている中であなたが大きなミスをし、お客様の前でそれに気づき、お客様はそのミスでとても怒っています。またその場には同僚もいます。この状況をどうあなたは解決しますか?(私の希望していたコースはマーケティングも含まれていたため)
・休暇を過ごす時どのようにホテルやチケットを取るのか
・好きな食べ物をフレーバーの用語などを使い面接官たちにもわかるように説明をしてください。(香りを勉強する学校のため)
2つの質問だけ、内容が聞き取れなかったため答えることができませんでした。
また最後に質問はありますか?と聞かれるのですが、この中でどれだけこの学校に興味があるのかを見せなければいけません。

内容は上記のような内容です。準備をしていた中で出た質問は4つほどでした。予想していない質問が思っていた以上にあり、驚きましたが、冷静になり自分の持っている力を最大限に生かし悔いのないものにできました。また、この面接を通し自分の英語力がまだまだで自分の好きなこと以外を英語で説明する力がないことも痛感しました。
そして、メールの内容では、英語力が足りていないためとの記載もあったので、私が頑張る所は英語であることにも改めて気づけました。大変良い経験でした。

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先日行ったCardiffという所の街並みです

海外での挑戦~From Birmingham in the UK

Cardiff Castleが有名な場所です

今後もう1年英語の勉強に専念をし、来年もう一度挑戦をする時に今回の経験を活かしていこうと思います。私のこの体験が今後誰かの力になったら幸いです。