メルボルン異文化体験ツアーに参加してみて
掲載日:2024.11.05
獣医学群 獣医学類 1年 小川千遥(Chiharu Ogawa)
獣医学類1年の小川千遥です。9月にオーストラリアのメルボルンに9日間、海外研修に行ってきました。報告書を書く機会をいただいたため、まとめていきたいと思います。
<参加しようと思った理由>
今回、この研修に参加しようと思った理由は、以前から海外に行きたいと思っていたのと、全国の大学1年生のみ参加可能なツアーであり、年齢が近い人が多く団体で行けるため、参加しました。また、大学生協が開催している海外研修なので安心して参加することができました。
<渡航前>
初海外ということもあり、渡航前は現地の人と会話できるか不安でした。また、問題が起こった場合どう対応すればいいのかわからないという不安もありました。
<メルボルンにて>
9日間の研修日程でしたが、移動に大幅な時間を使うので、現地で活動できたのは7日間でした。平日はDiscover Englishという英語スクールでコロンビア出身の先生に英語を教えていただきました。授業はアクティビティが多く、日本で受ける授業スタイルと大きく違いました。はじめは、ゲーム感覚で英語を使ってのいす取りゲームやフルーツバスケットを行いました。授業に慣れていくと、自分の考えを相手に伝えることを上達させるために、スピーキングがメインとなった授業が多くなりました。なかでも、順序がバラバラになったある絵本の絵を1人ひとつみて、自分がどのような絵を見たのか詳しく伝え、正しいストーリー順に組み立てていくという授業が印象に残りました。これは、6人ひとグループで形成され、ストーリーを再構成したのち、実際にストーリーを演じて発表しました。自分の見た絵を正確に相手に伝えることや相手から聞いたことと比較して、自分の意見を言うことが難しかったです。また、とっさに話そうとすると、適切な単語が出てこなく、語彙のなさを実感しました。日本の英語授業や英会話教室などでやったことがない形式の授業ばかりだったので、とても楽しかったです。授業の合間にブレイクタイムでオーストラリアのお菓子を差し入れしてくれて、パフロバというケーキや、ティムタムというチョコレートを食べました。とてもおいしかったです。
野外で行う授業もあり、近くのショッピングモールに行って、地元の人と会話するという授業も行いました。3.4組の方たちに話しかけ、おすすめのオージーフードやお菓子、いきつけのカフェやレストランを教えてもらいました。多くの人が快く受けいれてくれ、写真を一緒に撮ってくれた方もいたので、地元の方のフレンドリーさに驚きました。オーストラリアだけでなく様々な国から来ている方が多く、いろいろな国の人と会話することがとても楽しかったですし、様々な発音に触れることができました。
最後の日にはスピーチを行い、フェアウェルランチでオーストラリアの伝統料理や、お菓子をいただきました。この数日間で、多くの人とコミュニケーションをとることへの興味が増し、英語の学習へのモチベーションが高まりました。
平日の放課後や休日にはメルボルンの市内をまわったり、ツアーに参加したりしました。メルボルンはカフェで有名なので、カフェへ行って、コーヒーを飲み比べたり、有名な建造物を見に行ったりしました。町中を歩いていると高層ビルと歴史的な建物が混在していて、見ていてとても面白かったです。市内探索のほかにも、動物園やペンギンパレード、自然をめぐるツアーに行きました。動物園では、オーストラリアに生息している動物たちを多く見ることができました。10頭近くのコアラやタスマニアンデビル、ウォンバットを見たり、カンガルーに餌をやったりしました。ほとんど初めて見る動物ばかりで、体長が予想以上に小さかったり、鳴き声も聞けたりしたのでとても面白かったです。
ペンギンパレードでは、世界最小サイズのリトルペンギンが海から巣へ帰る様子を観察しました。体長約30センチの小さな体で少し高い崖にある巣穴まで帰る様子を見て、懸命に歩いている姿がかわいかったです。
自然をめぐるツアーでは、グレートオーシャンロードをまわりました。グレートオーシャンロードはメルボルンから南西に250キロほど行った場所であり、12使徒と呼ばれるそびえたつ岩を見に行きました。壮大な海を一望することができ、南極からの強風を体感してきました。風が強すぎて、立っているのも難しいほどでしたが、一面に広がる海と数々の岩を見て、地球の雄大さと自然の強さを実感し、感動しました。この数日間でメルボルンの街中も自然豊かな部分もたくさん満喫することができました。
<このツアーに参加して・大学在学中に挑戦したいこと>
このツアーに参加してみて、英語で会話することへの意欲、関心が増しました。英語がうまく話せなくてもジェスチャーなどを交えて自分の意思を伝えることも可能であり、人々も親切に接してくれたので、会話することが楽しかったです。
この経験をふまえて、在学中にTOEICを受けることと英語を話す機会を増やしたいです。海外の人と話す際に、単語が出てこなかったり、この文法で合っているのかと疑問に思ったりしたので、TOEIC用に学習していく中で語彙を増やして、正しい文法を身に付けたいです。カジュアルな言い方も英語の授業などで学んでいきたいです。英語を話す機会を増やすために、英語の授業だけでなく、日常でも話す機会を増やして自分からコミュニケーションをとっていきたいです。