小・中・高校生向け体験講座「愛護動物の概要を知り、皆さんの暮らしを豊かにしましょう」における講演内容の質問に回答します
掲載日:2024.08.27
2024年6月22日(土)に開催いたしました 酪農学園大学体験講座「愛護動物の概要を知り、皆さんの暮らしを豊かにしましょう」にて寄せられた質問について獣医学類 浅川満彦教授が回答します。
【質問1】野生動物の解剖をして解剖した人は病気にならないのですか?
(回答)
時には病原体が感染して、病気になることがあります。注意しないとなりません。
【質問2】バードストライクを防ぐ方法があれば知りたい。また、バードストライクで死んでしまった鳥はどうしたらいいですか?触ってもいいですか?土に埋めてあげてもいいですか?
(回答)
まず、バードストライクを完全に無くすことは、おそらく、できません。
しかし、死んでしまった動物や原因となった建物などを調べることにより、減らすことはできます。
ですので、そのような死体は貴重な研究材料です。可能ならば、市役所などに連絡して回収してもらうようにしましょう。
でも、先述したとおり感染の問題があるので触ってはいけません。お墓に埋めるのも市役所などの人の指示に従いましょう。
【質問3】マンガ『ラストカルテ』みたいに動物を捕まえたりしますか?
(回答)
します(しました)。10月に開催する法獣医学の講座でその一部を紹介します。
【質問4】野生動物医学センターをなぜなくしたのですか?
(回答)
犬や猫の愛護施設にするため、先述した感染のことが心配なためなどです。
【質問5】軟骨はなぜ標本にできないのですか?
(回答)
まず、しっかり乾燥させればできないことはないでしょう。
また、乾燥をさせないで、アルコールの中などに漬け込んだ状態の標本もあります。