第62回酪農公開講座を開催しました
掲載日:2023.10.31
2023年10月25日(木)に北見市民会館にて第62回酪農公開講座「酪農・畜産分野におけるスマート農業の取り組み」と題して2講演行いました。
1つ目の講演は、本学 農業環境情報サービスセンター小野貴司特任研究員が務め、「酪農業界の持続可能性向上に向けたリモートセンシングの役割~ドローン、衛星画像、地理空間情報の活用~」をテーマに講演しました。
講演では、リモートセンシング技術を植生の活性度や牧草地にて草種の判別するために活用した事例の解説があり、草地の状況を可視化することで全体での意思決定や指導時に有効であると説明されました。
2つ目の講演は、株式会社サングリン太陽園 取締役 (兼) 本学 白川特任講師が務め、「畜産分野におけるスマート農業の取り組み~農業用ドローンの事例紹介や畜産プラットフォームの紹介~」をテーマに講演しました。
講演では、ドローンを活用したピンポイント草地更新の実証試験について解説され、草地更新簡易化や資材投入削減効果があることを説明されました。また、株式会社サングリン太陽園と本学が連携したドローンスクールの取り組みや分娩検知AIシステムや牛生体管理システム等のシステムが組み合った総合畜産プラットフォームについても紹介がありました。
受講者の中には閉会後にも熱心にそれぞれの講師へ質問をして知識を深められている方もいらっしゃいました。
この度、酪農公開講座にご出席くださいました皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。次年度の酪農公開講座も何卒よろしくお願いいたします。