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掲載日:2018.10.11

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・デンマーク)9月

喜多遼太朗

 朝、搾乳の時間(6時位)に奇麗な星空が見られるようになり、夏から秋へ、季節の移り変わりを感じます。日照時間が短くなるのは少し寂しいですが、写真を撮ることが好きな僕にとっては、星空を撮るのが楽しみな季節になりました。今月はオープンファームと、travel to farm が主催する第二回study tourに参加したことについて書きたいと思います。

 デンマークで農業はあまり国民から良く思われていません。酪農に関して言えば、牛のメタンガス排出による地球温暖化や、糞尿散布による土壌汚染などが、メディアで時折取り上げられ、そのイメージが強く人々に根付いているからです。そこで、農業者サイドから、街に住む国民に対して理解を得るために始まったのがオープンファームという活動です。具体的には、毎年酪農や養豚などの農場を一般の人に開放するというものです。今年は偶然、僕の配属先農場のすぐ近くの酪農家がオープンファームを実施していたので、仕事の合間に見学に行ってきました。
 その農場には1日で1500人もの訪問者があり、農場見学以外にも、昼食が取れるように、農場側が小さなお店を用意したりしており、小さな祭り会場のような雰囲気でした。牧場内もかなり奇麗に清掃されており、個人的には少し普段の牧場とはかけ離れているかな、とも思いましたが、農業の悪いイメージを改善するためには必要なことなのだと感じました。
 日本ではこのように牧場を一般開放することはほぼないことなので、農業の現場にこれほど沢山の人が興味を示していることに違和感を覚えると共に、良くも悪くも、デンマークでは農業が大きなトピックとなっていることを感じることができた1日でした。


 次にstudy tourで見学させていただいた主にミンクの毛皮を取引しているセリ会場について書きたいと思います。今現在、ミンクの毛皮のセリを行っている会場は世界で3か所しかなく、今回僕が見学させていただいた会場は世界で一番大きな所で、世界シェア60%を占めています。基本的に中国などのアジア圏内でミンクの毛皮は需要があり、バイヤーの方々はほとんどアジア系の人でした。彼らのほとんどが、どこかの会社に毛皮を買い付ける用にやとわれているそうです。
 実際にセリの会場、ストック、奔放などの工程を案内していただき、自分の知らなかった世界を知ることができ、良い経験になりました。
 しかし、セリ会場を見学し、10年後に今と比べ、どれくらいの生産量になっているのかな、と疑問に思いました。実際このセリ会場を見学する前に、ミンク牧場も見学させていただいたのですが、同じ感想を持ちました。
 毛皮を剥いだミンクはバイオガス発電や、動物の餌などに利用しているという話を聞きました。毛皮を取るためだっけに飼育されているというのは何とも言えない気持ちになりました。

 大学も後期が始まり、僕の研修も後半戦へと突入しました。農場の仕事以外での予定も充実しており、研修の最後まで学びの多い時間を過ごすことができるような気がしています。
 寒くなってきますが、体調管理には気をつけ、沢山の技術、知識、経験を身に着け帰国できるよう動き回っていきます!

酪農学園大学社会連携センター(2018.10.11)|お知らせ, 中間報告(農業研修), 体験談, 全件, 国際交流, 大学HP更新用

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