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掲載日:2018.03.05

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム(カナダ・ガーナ) 活動報告書(2月)

獣医学群獣医学類3年 前田沙優里

サスカトゥーンではようやく日が伸びたのを感じている。気温は-20度以下ばかりだったのが近頃は日中-10度くらいと温かい日が続いており嬉しい限りだ。さて、今回は、カナダでの自炊生活とバレンタインデーについて紹介することにした。

写真:2月下旬のサスカチュワン大学キャンパス内の様子


1.カナダでの自炊生活

 自炊生活において一番楽しいのは、やはりスーパーでの買い物だと思う。カナダでは世界中の食材を買うことができる。果物にしても、ココナッツやアロエの葉、ドリアン、ブラックベリーなど日本ではなかなか目にできないものが並んでいて楽しい。カナダは健康意識が高いように見受けられる。グルテンフリーや糖質ゼロ、脂質ゼロ、パワーフード、オメガ3配合など日本の宣伝文句と同様なアピールがされている。ただ残念なことに、私のいるサスカトゥーンは内陸地域なので、魚が非常に高価な上に種類があまりない。バンクーバーなどに行けば状況は変わるだろうが。今回は、特にミルク、牛肉、米、カナダのオーブンの4点についてそれぞれ紹介しよう。
 カナダのミルクコーナーには非常に多くの種類が並んでいる。まず大きく別けて、牛乳、ヤギ乳、スキムミルク、ライスミルク、アーモンドミルク、豆乳、クリーム(コーヒーなどに加える用)、生クリーム、チョコレートミルクがある。それらがそれぞれ、牛乳パックや大きなボトルで並んでいる。牛乳に関してはそこからさらに細かく分類される。乳脂肪率が1%、2%、3.25%(ホモジェナイズドミルク)。ちなみに0%だとスキムミルクになる。日本の成分無調整牛乳の味に近いのは3.25%だが、やや濃い目の牛乳といった印象になる。ちなみにカナダ人からの支持率が高いのは、主観的判断だと1%。スキムミルクと2%も支持率は高めで買っている人をよく見る。しかし、3.25%の購入者をまだ私は1人しか見ていない。それも、スーパーの3.25%コーナーにいたときに知らない男性が買っていくのを見た1度のみ。私は日本の牛乳に飲みなれているので、スキムミルクや1%は水っぽく感じて飲めない。2%は飲めるけど、やや薄いので行きつく先は3.25%。それをカナダ人に言うと、え、濃すぎない?と驚かれる、ことに私は驚いている。ヨーグルトも同様に乳脂肪率で分類されているが、オーガニックコーナーにいくとかなり高脂肪のヨーグルトが買えて、個人的には非常に濃厚で美味しい。(が、おそらく人気はあまりない。)
 続いて牛肉。カナダで有名なブランド牛はアルバータ牛だろう。ここサスカトゥーンのスーパーで良く見る品種はアンガス牛。品種無記載だがランクごとに分類された牛肉もある。全体的に言える特徴は赤身肉であること。和牛のような霜降りは当然だが無い。カナダ産の牛肉はホルモン剤などを使用していない。また、牛肉の価格は日本を基準にして考えると他の肉と相対して安い。部位やランクにもよるが1キロ18~28カナダドルくらいで買えるので100gあたり150円~230円くらいの感覚。カナダでは鶏肉や豚肉も牛肉と同じくらいの値段か、やや高めの金額で売られている。日本と大きく異なるのはムスリム向けにハラルの肉がちゃんと売られていることだろう。アジアンマーケットに行くと、薄切りスライスされた冷凍肉を買うことができる。しかし輸入元は書かれていない。

写真:アンガス牛の雄。大学付属の牧場にて撮影。毛がふさふさでかわいい。


 3つ目の米。カナダでは様々な産地の米が売られている。タイ、インド、イタリア、韓国、日本、中国、カナダ。品種も様々なのだが、あまり詳しくないので品種や用途、形などを交ぜて説明すると、ジャポニカ米、インディカ米、カレーなどに使う黄色く染色されたインディカ米、ジャスミンライス、タイ米、雑穀米、イタリア原産のやや長い米、もち米(形はタイ米)、玄米(ジャポニカ、イタリア)、カナダ産ワイルドライス(赤米をさらに細長くした形)など思いつく限りでも様々。日本にいると当然だが国産のお米が基本で、その中から甘さや粘り気などの特徴、または値段などでコシヒカリやひとめぼれといったブランド品種等を選択するわけだが、カナダで米を選ぶ際に重要なのは、「何の料理に使うか」に尽きると思う。確かに日本のお米は美味しいが、サラダに使うなら粘りがありすぎて不向き。チャーハンなどの炒め物に使うならタイ米がパラパラして美味しい。普通にインド米を食べると不味く感じるけどインド料理レストランでインドカレーなどと食べると美味しい。同じジャポニカ米でもカナダ産のものはパサパサしていて甘味が少ないから調理向きだけど、日本産は調理不要。イタリアの米は、白米でも十分美味しいが、リゾットなどは言うまでもなく向いている。どこの米のどれが一番美味しいという議論は的外れで、この料理、この食べ方にはこの米が一番というのが正論なのかもしれない。
 最後に、カナダのオーブンについて書こう。こちらではStoveと呼んでおり、日本でいうなら魚焼きコンロのようなポジション。サイズは相当大きく、非常に便利。日本で一般的な電子レンジにオーブンが付いているものと違って、サイズを気にせずなんでも焼けるし、その間電子レンジが使えない状況に陥る心配もない。カナダ人はこのオーブンを駆使している。焼き菓子やチキン、七面鳥の丸焼きなど手作りオーブン料理はもちろんのこと、冷凍ピザや冷凍フライドチキンなど冷凍食品でも使う。使い方は非常にシンプルで、余熱設定して焼いてタイマーを設定するだけなのだが、気を付けることは温度設定が摂氏ではなく華氏であることと、タイマーが鳴っても自分でスイッチを消さないと焼かれ続けることである。

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写真:オーブンを利用して作ったマフィンとタンドリーチキン


2.バレンタインデー

 日本では、自分へのご褒美チョコだったり、女性同士でお菓子の交換だったりということもあるが、2月14日は女性が男性にチョコレートを渡す日というのが一般的な認識ではないだろうか。カナダでは、基本的には男性が大切な女性にチョコレートやプレゼント、花束などを渡す日がバレンタインデーである。大切な女性という表現をしたが、基本的に妻やガールフレンドなど正式な関係の女性。もちろん女性側も男性に渡すこともあるが、お互いにプレゼント交換するような感覚。日本のように女の子が告白するような付き合う前のイベント的要素はカナダにはない。友チョコや義理チョコの概念もない。バレンタインが近づくとスーパーなどでも花束が売られるようになる。ポストカード売り場には男性から女性に対して送る、愛の言葉が載っているグリーティングカードを目にする。私はチョコレートが嫌いなので、チョコレートばかりが店頭に並ぶ日本よりもカナダのバレンタインの方が好きである。
 ちなみにホワイトデーはカナダにはない。ホワイトデーは日本発祥で、韓国と中国の友人は知っていたが世界的にはそこまで有名ではないようだ。日本のバレンタインデーについてカナダ人に説明したあと、ホワイトデーの存在を説明すると、女性の反応は大抵、面白いね!と推定的なのに対し、男性陣は、お返ししなきゃいけないなんて大変な日だ…とマイナスな反応が多くて面白かった。

酪農学園大学社会連携センター(2018.03.05)|お知らせ, 体験談, 国際交流, 現地レポート(留学)

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